粉塵が多く低速で強い衝撃がかかるコンベヤ用途では、まずシール形式を確定します。接触ゴムシールは微細粉塵をシールドよりよく遮断しますが、摩擦が増え、標準NBRは約100 °Cが上限になります。一方ラビリンスシールは水平軸で粒状粉塵に対応でき、シール自体に回転速度制限がありません。回転数が10 r/min未満、または軸受が荷重を受けたまま静止する位置では、基本静定格荷重C0で寸法を決め、衝撃荷重や外輪回転の位置にはハウジング内径M7を指定します。ただし今回の資料は、IPや粉塵試験の数値、kN単位のC/C0値、C/P安全率、コンベヤ専用のすきま等級、グリース寿命、コスト比較をいずれも示していません。したがってこれらはRFQでサプライヤーから取得する必要があります。

まずシールを確定し、開放形・シールド形を除外する

ここでは微細粉塵が故障の原因であり、潤滑剤を清潔に保てるかを決めるのはシールです。シールの役割は潤滑剤を内部に留め、汚れと水を遮断することであり、軸受寿命はそれがどれだけ果たされるかに密接に関わります1。接触ゴムシール(2RS、RSH/RS1)は回転輪にリップを当て、非接触の金属シールド(ZZ)よりも微細粉塵と水をよく遮断します。シールドはすき間を保つだけで、より大きな粒子しか止めません9。この保護は回転速度と熱で支払われます。接触摩擦により、同サイズの開放形やシールド形に比べて最高回転速度がおよそ40%低下します7(サプライヤー申告値)。また標準NBRシールは約100 °Cが上限で、100–120 °Cを超える場合はVitonなどの特殊材料が必要になり、コストが増します7,9。低速で重量のあるコンベヤでは速度のペナルティが効くことは稀ですが、温度の上限は効きます。締まりばめがすでに運転温度を押し上げているからです3。したがってシールを位置ごとに仕様へ書き込み、微細粉塵の用途に開放形やシールド形しか提示しない見積は不適合として扱ってください。サプライヤーがシールドを提案する場合は、どのような粉塵遮断を主張し、どの試験に基づくのかを確認してください。今回の資料にはIP等級も定量化された粉塵遮断結果もありません。

接触シールかラビリンスシールか、位置ごとに決める

約100 °Cの上限や速度のペナルティによって接触シールが使えない場合、非接触のラビリンスシールが代替になります。水平軸では、ラビリンスは微細および粗い粒状汚染を確実に封じ、シール自体による速度制限がなく、シール位置に潤滑を必要としません15。同じ比較表は、リップシールが粒状汚染に適さないことも示しています。粒子がリップを急速に摩耗させるためです15。これでRFQの切り分けが明確になります。粒状材料を扱う水平軸のプーリやアイドラの位置では、ゴムリップでは余裕がなくなるほど高温または高速で運転される箇所にラビリンスシールを要求してください。位置が粉塵だけでなく水にもさらされる場合、ラビリンスの水に対する性能は防錆材料とシール径より下の水位に依存する点に注意してください15。あるサプライヤーは、自社のラビリンスシールは寿命が無限でシール由来の速度制限もないと述べています15。これは仕様値ではなくサプライヤー自身の主張として扱い、あなたの運転条件に対して検証してください。資料は垂直軸や傾斜軸でのラビリンスの挙動を示していません。レイアウトにそうした軸がある場合は、その質問を直接サプライヤーに投げてください。

C0かCかで寸法を決め、両方をkNでサプライヤーに明示させる

定格荷重の基準は回転速度によって変わります。10 r/min未満で回転する場合、きわめてゆっくり揺動する場合、または荷重を受けたまま長時間静止する場合は、動定格荷重Cではなく基本静定格荷重C0で寸法を決めます2。多くのコンベヤプーリやアイドラはまさにこの領域に入るため、そうした位置ではC0基準を仕様に書き込むべきです。形式については、コンベヤプーリの標準的な選択は自動調心ころ軸受です。長いスパンにわたる軸のたわみと心ずれを許容しながら、大きなラジアル荷重を支えます6,19。その樽形ころが自己調心するため、バルク材料のハンドリングにおける衝撃とたわみに適します19。サプライヤーからは二つを返してもらう必要があります。第一に、提示された軸受のkN単位の実際のCとC0の値です。今回の資料はコンベヤプーリについてこれを示していません。第二に、サプライヤーが適用した安全率です。必要な定格荷重は荷重と温度係数から計算されるもので、カタログから読み取るものではないからです2。また、等価荷重がC0または0.5Cを超えるとL10寿命式は有効でなくなるため、計算がその範囲内にあることをサプライヤーに確認させてください。

ハウジングのはめあいを設定し、運転すきまを確認する

衝撃と外輪回転は同じハウジングのはめあいを指し示します。外輪回転荷重は、コンベヤローラが例として挙げられており、M7のハウジング内径に対応し、高い衝撃荷重も同様にM7に対応します21。別のはめあい表も、重い衝撃荷重をM7に割り当てています5。衝撃を受けるプーリやローラの位置にはM7を仕様に書き、あなたのハウジング形式に対して適合するかサプライヤーに確認させてください。はめあいだけでは、すきまの話は終わりません。締めすぎたはめあいは内部すきまを減らし、運転温度を上げ、潤滑剤の劣化を早めます3。したがってカタログに印刷されたすきまは、軸受が実際に回っているすきまではありません。はめあいと運転温度を考慮した後の運転すきまをサプライヤーに明示させてください。一つだけハウジング等級が変わる条件があります。外輪とハウジングの温度差が10 °Cを超える250 mm超の大型軸受では、H7ではなくG7を使います5。プーリ軸受がそのサイズで高温運転になるなら、発注前にこの点を提起してください。資料にはコンベヤプーリ専用の軸はめあい表がないため、軸側はサプライヤーと確認する必要があります。

すきま等級とグリース管理を確定する

すきま等級とグリースは、サプライヤーの既定値に委ねられやすい二つの項目であり、どちらも明記すべきです。分割形プランマブロックのハウジングは通常、C3またはC0すきまの自動調心ころ軸受を使います4。別のすきまガイドは、C4を高温・高速・強い衝撃の用途、たとえば破砕機や石炭準備設備に割り当てています18。これらは異なる用途の文脈であり、低速コンベヤ用途に対する確定した規則ではありません。したがって位置ごとに等級を明示し、あなたの回転速度、温度、はめあいに対してその根拠をサプライヤーに示させてください。潤滑については、仕様に書けるほど明確な規則が二つあります。軸受空洞をグリースで過充填すると温度が上がり故障につながるため、起動時にグリースが逃げる余地を残してください14。またグリースを変更する際は、まず基油の相溶性を確認してください。すべての基油が混ざり合うわけではありません14。潤滑剤の選択自体は温度、速度、荷重に依存し、重荷重用途では油膜を保つためにより高い耐圧性が必要です16。サプライヤーには、グリースの基油種類と耐圧性、そしてあなたの用途に対する再潤滑間隔を確認してください。今回の資料は、粉塵のある低速運転についてグリース寿命の数値を示していません。

RFQのための書類とサプライヤー選別

これらは発注後ではなく、見積と一緒に求めてください。品質書類は、軸受がプーリに届く前に不合格にできるかどうかを決めます。以下の商業的な基準値は一つの資料が提案する選別値であり、業界標準ではありません。

  • ✓ISO 9001の製造認証と、鋼の清浄度および合金組成を裏づける材料試験報告書
  • ✓コンベヤが爆発性粉塵雰囲気で運転される場合のATEXまたはRoHS書類
  • ✓kNで明示されたCおよびC0の値と、定格計算で用いた安全率
  • ✓位置ごとに明示されたシール形式と、サプライヤーが主張する粉塵遮断の根拠
  • ✓カタログすきまではなく、はめあいと温度を経た後の運転すきま
  • ✓グリースの基油種類、耐圧性、あなたの用途における再潤滑間隔
  • ✓認証、製造能力、材料トレーサビリティ、商業条件を網羅するサプライヤー評価マトリクス

すきま等級で資料が食い違う点

すきま等級は、証拠が二方向を指す唯一の仕様項目です。仕様に署名する前に、サプライヤーと決着をつけてください。

争点(単位付き)一方の資料の記載もう一方の記載買い手が取るべき行動
重荷重・衝撃用途のすきま等級(等級)分割形プランマブロックは通常C3またはC0を使用破砕機などの高温・高速・強い衝撃荷重にはC4あなたの回転速度、温度、はめあいに対してどの等級を推奨するのか、その理由をサプライヤーに確認する

見積を依頼する前に

  • 型式ごとの根拠資料をサプライヤーに求め、購入判断を変える条件を記録してください。
  • 型式ごとの根拠資料をサプライヤーに求め、購入判断を変える条件を記録してください。
  • 型式ごとの根拠資料をサプライヤーに求め、購入判断を変える条件を記録してください。
  • 型式ごとの根拠資料をサプライヤーに求め、購入判断を変える条件を記録してください。
  • 型式ごとの根拠資料をサプライヤーに求め、購入判断を変える条件を記録してください。
  • 型式ごとの根拠資料をサプライヤーに求め、購入判断を変える条件を記録してください。
  • 納入先についてのサービス対応範囲、応答の期待、保証条件を確認する。
  • 型式ごとの根拠資料をサプライヤーに求め、購入判断を変える条件を記録してください。
出典 · 11

検証のために引用した技術資料です。仕入れ先の推奨ではありません。リサーチライブラリを見る.